かつらの耐久性

かつらの耐久性について現役カツラーがお話します

かつらってどのくらいもつの?
と疑問を持たれる方は多いと思います。
大手メーカーの営業マンなども結構いい加減な事もいうこともあるようなので
茂太の経験からかつらの耐久性についてお話します。

 

 

かつらの耐久性

 

かつらってどの位もつと思いますか?
私が最初にかつらを作った時、
ある大手かつらメーカーの営業マンは
私にかつらは一生モノですと言い放ちました。

 

 

今から思うとこれってあり得ないし、完全な詐欺ですよね?
訴えればよかった・・

 

かつらって使い方にもよりますが、
ピン留めでだいたい3年〜5年、
編み込みで1年〜2年、
接着で3ヶ月〜1年くらいで
その寿命を迎えます。

 

この寿命というのはどういうことかといいますと、
例えばかつらのベースのネットが切れたり、
毛質がパサパサになって自毛と馴染まなくなってきたり、
人工毛だと毛先が縮れてきたりすることで、
修理して使えないような状況になることを一応寿命という表現をします。

 

もちろん、それでも使い続けることはできますが、
バレバレのかつらになってしまいます。
かつらの耐久性を延ばすには
とにかく丁寧に使うしか方法はないですね。

 

 

それに、シャンプー、リンスなど
メーカー推薦のものがある場合にはそれを使うことが原則です。
茂太は以前、人工毛と人毛のミックスされたかつらを
使用していた事がありました。
今から思うとなんでこんなかつらを作ってしまったのは後悔しているのですが、

 

人工毛のメンテナンスと人毛のメンテナンスって違うんですよ。
シャンプー剤も違うし、乾かし方も違う。
メーカーの方では人工毛用のシャンプー剤とか
帯電防止スプレーなんかを薦めていたのですが、
茂太は構わず、普通のスーパーで売っているシャンプーを
使っていたことがあったのです。

 

ところがある日サロンに行くと、
茂太さんのかつらは艶が全然なくなってきてますよなんて指摘されました。
よく見ると確かに以前より艶がない。
それに髪の表面が何かベタベタしているというかサラサラしていないのです。

 

 

よくよく考えてみるとどうやら、
僕の使っていたシャンプーに原因があったようです。
その中の成分が人工毛によくなかったのです。

 

結局サロンで、特殊な液で艶を出してもらったりして事なきを得たのですが、
こういうこともあるので
できるだけメーカー推薦の消耗品を使うことをおすすめします。
かつらの寿命に影響してきますよ。
それにもし、これを使っていてトラブルがあってもメーカーに文句も言えますしね。

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