かつらの装着法|編み込み式

かつらの装着法|編み込み式

編み込み法は、
ピン留めが自分で手軽に着脱が可能なのに対して、
自分で着脱ができない装着法です。
一般的にはサロンで専門の技術者にやってもらいます。
自毛に細い糸を文字通り編み込んで、
そこにかつらを別の糸でくくり着けるという装着法です。

 

非常に強力に自毛とかつらが密着します。激しいスポーツやヘルメットをかぶるような仕事の方にはお勧めです。このタイプは基本的に24時間外せません。

 

 

つまりシャンプーもかつらを着けたまま行います。特殊なブラシでかつらの上からゴシゴシとこすります。茂太も長い間このタイプを使用していました。最初は上手くシャンプーができなくて、
痒みとかがあったのですがだんだん慣れてきました。でも、頭皮は直接は洗えないのでどうしてもシャンプーの際に爽快感はありません。

 

 

茂太は、最後は直接地肌をシャンプーできるようにかつらの後ろ半分の部分だけ編み込んでもらい、前の部分はピン2本で固定するという裏技を使っていました。これだと、前のピンを取れば、地肌に触れるのでシャンプーも直接出来るし、痒いときにもかける。この方法でシャンプーの爽快感を味わいたい方にはおすすめの方法です。

 

この装着法は茂太が最もいいと思う方法です。なぜかというと、まず外れないし、24時間かつらを意識しなくて済むし、何よりピンがあたるあの独特の感覚を味あわなくてもいいからです。

 

先ほどピン留めのところでもお話したようにカツラーにとっていかに自分がかつらをつけていることを意識しないでいられるか?というのが精神的に非常に重要なポイントになってきます。だれしもかつらなんて付けたいなんて思っていないし、見られたら嫌だし、付けていること自体若干の毛恥ずかしさがありますよね?この方法はほとんど月1回のメンテナンスの時に正真正銘の自分と対面する位で、あとはかつらを意識することはとても少ないのです。

 

ただ、いいことばかりでもありません。この方法の3つの欠点をお話しましょう。

 

 

まず1つ目

編み込みをして2週間も経つとだんだんかつらが浮いてきます。それは、編み込んだ自毛が伸びてくるからです。
当然といえば当然ですが、これが結構気になります。4週間目くらいになるとかつらをつかんで上に引っ張るとユルユルと動く程になってしまいます。

 

 

それから2つ目

編み込んでいる自毛の部分の脱毛が激しくなります。
長いことこの方法で装着していると、天使の輪の様に編み込んでいる部分だけ禿げてきたりします。

 

 

最後に3つ目

この方法は自分で装着も取り外しも出来ないためサロンに通うことになります。
つまりそこにはコストがかかるということなんです。

 

編み直しとシャンプーでそうですね・・月1万程度は覚悟してください。それに専用のシャンプーやリンス、育毛剤などを買えば1万5千円くらいにはなっちゃうと思います。 毎月ですよ。
茂太はそれほど裕福ではないので、敢え無くこの方法を断念せざるを得ませんでした。このあたりは財布との相談になると思いますね。確かにほとんどメンテナンスフリーでかつらを意識しないで快適なかつら生活を送るのに必要な経費だと割り切れば高い金額では無いのかも知れません。かつらのランニングコストについてはかつらのランニングコストで突っ込んで説明しますね。

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